「外国人の患者さんが来院したけれど、英語での問診にどう対応すればいいかわからない」――病院の受付や外来でこうした場面に戸惑う医療スタッフの方は少なくありません。保険証の確認方法や問診票の説明、症状の聞き取りなど、医療現場特有のやり取りは学校で習った英語だけでは対応しきれないことも多いものです。特に初診受付や保険適用の説明は、外国人患者さん対応でつまずきやすいポイントの一つです。本記事では、外国人患者さんの受付・問診で実際に使える英語フレーズを、易しい表現から順にご紹介します。会話例や現場での注意点、よくある疑問への回答も掲載していますので、明日からの窓口対応にすぐ活用いただけます。
このシーンをAI相手に練習する(無料)受付スタッフ
Good morning. Is this your first time visiting our hospital?
おはようございます。当院は初めてのご来院でしょうか?
患者
Yes, this is my first time. I have a fever and a sore throat.
はい、初めてです。熱と喉の痛みがあります。
受付スタッフ
I see. Do you have your passport and insurance card with you?
承知しました。パスポートと保険証はお持ちでしょうか?
患者
I only have travel insurance from my home country.
自国の海外旅行保険しか持っていません。
受付スタッフ
I understand. We can't bill your overseas insurance directly, so you'll need to pay in full today.
わかりました。海外の保険は窓口で直接使えないため、本日は全額自己負担となります。
患者
Okay, that's fine. About how much will it cost?
わかりました。だいたいどのくらいかかりますか?
受付スタッフ
The initial consultation is usually around 5,000 to 8,000 yen, depending on the tests. Could you fill out this medical history form first?
初診料は検査内容によりますが、通常5,000円から8,000円程度です。まずこちらの問診票にご記入いただけますか?
患者
Sure. What should I write here?
わかりました。ここには何を書けばいいですか?
受付スタッフ
Please write your symptoms, allergies, and any medication you're currently taking. Then have a seat, and the doctor will call your name.
症状、アレルギー、現在服用中のお薬をご記入ください。その後お座りいただき、順番になったら医師がお名前をお呼びします。
1.Is this your first visit here?
こちらは初めてのご来院ですか?
💡 初診か再診かを確認する基本フレーズです。
2.Do you have your insurance card with you?
保険証はお持ちですか?
💡 受付でまず確認する定番の質問です。
3.Which department would you like to see today?
本日はどの診療科をご希望ですか?
💡 内科・外科など診療科名を続けて伝えます。
4.Please go to Internal Medicine on the second floor.
2階の内科へお進みください。
💡 案内板がない病院では階数も伝えると親切です。
5.Could you fill out this medical history form?
こちらの問診票にご記入いただけますか?
💡 英語版フォームを用意しておくとスムーズです。
6.Do you have any allergies to medication?
お薬のアレルギーはありますか?
💡 問診で必ず確認したい安全確認の一言です。
7.Are you currently taking any medication?
現在服用中のお薬はありますか?
💡 服薬中の薬の有無を確認する質問です。
8.The doctor will call your name when it's your turn.
順番が来たら医師がお名前をお呼びします。
💡 待合室での案内に使えるフレーズです。
9.We accept Japanese national health insurance, but not overseas travel insurance directly.
国民健康保険は使えますが、海外旅行保険は窓口で直接使えません。
💡 会計トラブルを防ぐため早めに伝えます。
10.You'll need to pay in full today and claim reimbursement later.
本日は全額自己負担いただき、後日保険会社に請求してください。
💡 自由診療扱いになる患者さんへの必須説明です。
海外旅行保険は直接使えないことを最初に伝える
日本の病院では海外旅行保険を窓口で直接使えず、多くの場合いったん全額自己負担となります。会計時に慌てないよう、受付の段階でYou'll need to pay in full and claim reimbursement laterのように早めに伝えておくと、患者さんも安心して診察を受けられます。
問診票は英語対応版とイラストを併用する
症状や既往歴を英語だけで書いてもらうと誤解が生まれやすいため、英語版の問診票に加え、痛みの部位を示すイラストやYes/Noで答えられるチェック項目を用意すると精度が上がります。専門用語は避け、Do you have a fever?のような平易な表現を選びましょう。
症状の聞き取りは専門用語より平易な英語で
nauseaのような医学用語より、Do you feel like vomiting?のように日常語で聞くと患者さんが答えやすくなります。痛みの強さは10段階で尋ねる、体の部位はジェスチャーを併用するなど、言葉以外の手段も組み合わせるのがコツです。
Q. 保険証がない外国人患者にはどう説明すればいいですか?
A. 日本国民健康保険への加入がない場合は自由診療扱いとなり、全額自己負担になることを丁寧に伝えます。Since you don't have Japanese insurance, you'll be charged the full amount todayのように伝え、必要であれば後日保険会社へ請求するための receipt(領収書)や診療明細書を発行する旨も説明すると親切です。
Q. 専門的な医学英語を覚えないと接客できませんか?
A. 難しい医学用語を覚える必要は基本的にありません。fever(発熱)やallergy(アレルギー)など基本語彙と、Yes/Noで答えられるシンプルな質問文を使えば、受付・問診レベルの対応は十分可能です。詳細な診断は医師が専門用語で行うため、受付スタッフは案内役に徹すれば問題ありません。
Q. 英語が苦手なスタッフでも対応できるコツはありますか?
A. 決まったフレーズを数パターン用意し、翻訳アプリや指差しシート、英語版問診票を併用するのがおすすめです。フレーズを完璧に発音するより、ゆっくり短い文で伝え、患者さんの反応を確認しながら進めることが、現場で信頼される接客につながります。
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